横浜市|屋根リフォーム(瓦の葺き替え工事)
作業・施工内容
【コストを抑えて瓦屋根を軽くしたい!】
今回ご紹介するのは、コストを抑えた上で重い瓦屋根を軽い金属屋根に交換したい、というご要望にお答えした施工例です。
こちらが完成した屋根の全景です。
頂部も綺麗に板金加工しており、長〜くご利用いただける屋根に仕上がりました。
依頼主さんのご希望は、”コストを抑えた上で、軽くて、丈夫で、長持ちする屋根をつくりたい。”
ということでした。
限られた予算の中で、いかに質の良い屋根を施工するのか。
屋根が完成するまでの職人の技をお見せできればと思います!
*場所/神奈川県横浜市
*実施概要/重い瓦屋根から軽い金属屋根への施工
*工期/約7日間
*予算感/約60万
・屋根の素材
今回のポイントの一つは、コスト。コストを抑えるために、屋根材はガルバリウム鋼板製を使用しました。(上記完成写真参照)
ガルバリウム鋼板は裏打ちのない素材で、新築住宅の屋根等でもよく使用されます。
・解体作業と下地づくり
瓦屋根から板金屋根にする場合、まずは瓦を撤去し屋根の下地を整えなければなりません。
こちらは今回別会社の解体業者さんが行い、新しい屋根の下地になるベニア板での野地板ばりまで進めてもらいました。
・防水加工
弊社が行ったのはこの下地に新しい屋根を作っていく防水加工からです。
安心な屋根をつくるために、ゴムアスファルトルーフィングを全体に施工しました。
ルーフィングとは、屋根の防水のために敷く防水シートのことです。
・軒先から板金設置
次は、軒先に唐草(からくさ)と言われる板金を取り付けていきます。
隙間のないようにまっすぐな通りが出るように施工していきます。
雨水を綺麗に雨樋(あまどい)に流すのに大切な工程です。
・捨て板の取り付けで、ハプニング発生?!
屋根の頂部の”棟”と言われる場所には、大量に雨が降ってもきちんと受け止められる様に”捨て板”を斜めに取り付けます。その”捨て板”をあてがう作業をします。
ところが、この捨て板を設置する部分と下地との間に隙間が発生することがわかりました。
このままでは雨が降った際に雨がたまり、雨漏りの原因となってしまいます。
隙間の原因は、下地を作った際に高低差を十分に調整していなかったが為に生じたものでした。
下地の施工は弊社の施工範囲ではないですが、施工不備を見過ごすわけにはいきません。
現場で、オリジナル捨て板を製作し下地の高低差をなくす作業を行いました。
その後は順調に屋根全体を施工していきました。
・完成した屋根
ハプニングはありましたが1週間という納期と予算内で屋根が完成しました。
高低差にオリジナル板金を製作施工したことで、屋根の線が綺麗に仕上がりました。
ちょうど降ってきた雨も綺麗にまっすぐ流れ、雨樋に向かっています。
屋根の角の部分を”剣先”と言いますが、この部分も写真の様に綺麗に仕上がりました。
★同様の依頼をされる方へのアドバイス★
職人が自信を持ってこれなら大丈夫と言える屋根は、安心で長持ちします。
職人はみなお客様に喜んでもらえることを願って施工しております。
例え自分の責任ではない場所の不備だとしても、施工不備があればお客様を安心させることはできません。
完成した後でお客様から指摘事項がない様、現場で創意工夫しながら屋根を作っています。
瓦屋根を軽くしたい!職人技を我が家でも見せて欲しい!
そんなご要望もまずはお気軽にお問い合わせください。
企画・構成:松永 亨
文章:AnyMaMa編集部(https://anymama.jp/)
松永 亨
”あったらいいな”をテーマに、さいたま市で株式会社プラウドという板金工事業を創業しました。
九州は熊本出身で、元は船乗り(漁船ではありません、航海士です)で商社出身の工事業には珍しい経歴です。
建築資材の商社に勤務したことで、建築業界の人と人のつながりの強さと、心意気、そして想いを形にすることの大変さと、協力しあって作ることの楽しさに触れ、工事業を創業しました。
趣味は、座禅とビリヤード、車とドライブです。