品川区*コーキング の前にしっかり漏水対策を!
作業・施工内容
今回ご紹介するのは、都内の共同住宅での施工事例です。
施工の内容は、
・通気性があり長持ちする屋根と雨樋の施工
・電気パネル周りの雨除け設置
となりました。
こちらの写真が完成した屋根の全景です。
真っ白い屋根板が整然と並んでおりお城のようにとても綺麗に仕上がりになりました。
*場所/東京都品川区
*実施概要/屋根、雨樋、電気パネル周辺の施工
*工期/約2週間
*予算感/約100万円(雨樋工事含む)
当社のこだわりは”コーキングに頼らずとも長持ちする施工をする事が肝心” ということです。長持ちする施工のこだわりポイントをご紹介します。
こだわり①一枚物の板で漏水を防ぐ
屋根材は、通気性を持たせ長持ちする建物にするため、ガルバリウム鋼板を使用しました。
雨樋は、パナソニック製です。
ガルバリウム鋼板で立てハゼの屋根を施工する際、漏水を防ぐためには鋼板が一枚物であることが非常に大事な条件です。
今回も一枚ものの鋼板を使用しましたが、現場が都内ならではの「狭小地」であったため荷揚げから大変神経を使う施工でした。
一枚ものの板金のメリットは「水上から水下まで水がとどまる所なく一直線に流れ、雨樋に向かう」ことです。
そういった意味では、もっとも雨漏れしにくい屋根材でもあります。
簡単そうに見えますが、熟練の職人の腕で、隙間のないように正確に施工していく必要があります。
こだわり②換気棟の漏水も防ぐ
今回の屋根は勾配が緩い、片流れの屋根でした。
屋根の上部に屋根裏の湿気や熱気を排出するための換気棟を設置するのですが、
今回のように屋根の勾配が緩い場合、漏水の危険性が高まります。
漏水の心配がない長持ちする屋根にするためには、換気棟の施工には細心の注意が必要です。
こだわり③ときには現場で製作
屋根と雨樋のみの施工依頼でしたが、現場での作業中に、電気メーター周りに水がかかってしまうことに気がつきました。
電気メーターのある部分はとても狭い場所なので、大きなボックスを作ってしまうと邪魔になります。
そこで、急遽現場で後付けできる板金のひさしを製作し取り付けました。
このひさしは、水の流れを考え差し込むように施工しています。
こうして細かい部分も一つ一つを点検しながら施工し、コーキングが切れても雨漏りしないように工夫しています。大変な現場でしたが、みんなで力を合わせて出来上がりました。
★同様の依頼をされる方へのアドバイス★
簡単そうに見える施工でも、屋根の工事には必ず気をつけなければいけない点があります。
今回は、屋根の勾配が緩やかであったことから、換気棟の施工と隅棟(スミムネ)という屋根面と屋根面のつなぎ部分の施工がポイントとなりました。
これらの施工を安全に丁寧に執り行うことが長持ちの秘訣となります。
また今回の電気パネルのように、板金で解決出来ることは屋根以外にもたくさんあります。
板金加工をその場に合わせ加工し、取り付ける事のできる業者をぜひ選定いただければと思います。
企画・構成:松永 亨 文章:AnyMaMa編集部(https://anymama.jp/)
松永 亨 ”あったらいいな”をテーマに、さいたま市で株式会社プラウドという板金工事業を創業しました。
九州は熊本出身で、元は船乗り(漁船ではありません、航海士です)で商社出身の工事業には珍しい経歴です。
建築資材の商社に勤務したことで、建築業界の人と人のつながりの強さと、心意気、
そして想いを形にすることの大変さと、協力しあって作ることの楽しさに触れ、
工事業を創業しました。 趣味は、座禅とビリヤード、車とドライブです。