埼玉県*「自然回帰」がテーマの住宅の屋根と外壁

作業・施工内容
今回は長いお付き合いの工務店様からのご依頼です。
住宅3棟の外壁と屋根、雨樋のご注文で3棟とも同じ仕様をご希望でした。
*場所/埼玉県朝霞市
*実施概要/屋根、外壁、雨樋の施工
*工期/1棟につき約1ヶ月
*予算感/1棟につき約150万 ※屋根+外壁(半分)+雨樋
「自然回帰」がテーマの住宅で、家の中は木材がふんだんに使われています。
家の中の雰囲気にあった、静かで心地よさを感じられる仕様で、
なおかつ、メンテナンスの費用が抑えられる仕様の施工にこだわりました。
今回はそのこだわりポイントをご紹介します。
こだわりポイント① 外壁の「金属サイディング」
一番のこだわりはなんと言っても、外壁に用いた「金属サイディング」。
当社では「外壁は何がいいですか?」と聞かれた時、
まず一番に「金属サイディング」と答えます。
その理由は・・・
・断熱効果、遮音効果が非常に高いこと
・金属ならではの質感は本物で、デザイン性が良いいこと
・メンテナンスが少なくてすむこと
などの理由からで、私自身が大好きだということも大きな理由になるかもしれません(笑)。
今回はフッ素塗装のコーティングされた金属サイディングを使用しました。
▼窓まわりの施工
窓まわりには「見切縁」という役物(特殊な部材)を使います。
もし水が入った場合の事を考え、きちんと水が出ていくよう水の流れを考えての施工になります。
とても大事な部分なので、見切縁の方向、順番、重ね方、鋏の入れ方など、熟練の職人技術によって丁寧に施工します。
見切縁の施工が終わると本体を施工して、その後コーナーキャップといわれる役物(特殊な部材)で綺麗に仕上げていきます。
こだわりポイント② 「シームレス雨樋」
「シームレス雨樋」とはその名の通り、継ぎ目の無い雨樋です。
継ぎ目がないので、ラインが綺麗で長持ちします。
「えっ!、でも6mを超える雨樋をどうやって現場に持っていくの?」って思うでしょう?
答えは「持っていかないで、現場で作るんです!!」
現場にアルミのコイルを持って行って、成型をします。
一般的な雨樋として利用される樹脂とはちがい、アルミはデザイン性が高いだけではなく、収縮が少なく、そして錆びません。ですからとても長持ちします。
こだわりポイント③ 庇(ひさし)は板金加工
二階の窓の上に取付けた庇(ひさし)は、板金で綺麗に、でも主張しすぎない、
調和のとれた仕上がりになりました。
こだわりポイント④ 屋根材は「ガリバリウム鋼板製」
屋根には、前回の横浜の現場で使用した、横葺きのガルバリウム鋼板製の屋根材を施工しました。こうやって3棟並ぶと心地よさを感じられます。
3棟同じ仕様にしたことで統一感が生まれ、
「自然回帰」のテーマにふさわしい雰囲気に仕上がりました。
★同様の依頼をお考えの方へアドバイス★
メンテナンスフリーの家を作るには、仕様が重要なポイントになります。
「金属の屋根」「金属の外壁」「アルミの雨樋」という最高の仕様にすると、
生涯のメンテナンス費用は格段に違います。
仕様についてお尋ねいただければ、的確なアドバイスを致しますので、
ぜひお気軽にご相談下さい!
企画・構成:松永 亨
文章:AnyMaMa編集部
松永 亨 ”あったらいいな”をテーマに、さいたま市で株式会社プラウドという板金工事業を創業しました。 九州は熊本出身で、元は船乗り(漁船ではありません、航海士です)で商社出身の工事業には珍しい経歴です。 建築資材の商社に勤務したことで、建築業界の人と人のつながりの強さと、心意気、そして想いを形にすることの大変さと、協力しあって作ることの楽しさに触れ、工事業を創業しました。 趣味は、座禅とビリヤード、車とドライブです。