実績紹介


足立区*雨漏りを解決!瓦屋根からの葺き替えリフォーム

足立区*雨漏りを解決!瓦屋根からの葺き替えリフォーム After

Before

作業・施工内容

今回は足立区にあるお宅の瓦屋根の雨漏り調査から葺き替えまでのリフォームのご紹介です。

 

 

*場所/東京都足立区

*実施概要/雨漏り調査~瓦屋根の葺き替え

*工期/約1週間

*予算/約80万円

 

●まずは現地調査から!

 

今回はお祖母様が建てた築30年以上のお宅をリフォームして住んでいるという方からのご依頼でした。

昨年の台風から雨漏りに困っているとのこと。

ですが、元々住んでいたのはお祖母様なので、今までどのようなメンテナンスがされてきたか、

屋根がどんな状態になっているかご存知ありませんでした。

まずは雨漏りを含めた屋根の調査から始めることになりました。

 

「雨漏りの原因①」

 

 

築30年以上経っているので経年劣化は仕方がないことです。

しかし、これまでのメンテナンスや、天窓の当時の工事内容に問題が感じられました。

金属の板金部分はステンレスを使ってたため腐食はありませんでしたが、

板金と瓦の接合部分の調整があまり良い状態ではありませんでした。

この接合部分を私共の用語では「納まり」といいますが、この「納まり」が良くないのが雨漏りの一番の原因です。

 

 

上記の写真のように、隙間が空いてしまっているので強い雨が降ったら雨水が屋内に侵入してしまいます。

 

 

「雨漏りの原因②」

 

 

こちらの写真では瓦と瓦の隙間が大きくなっています。

また、上の瓦が下の瓦に乗ってしまい、大きく隙間ができています。

これも雨漏りの原因です。

 

 

「雨漏りの原因③」

 

 

通常瓦というのは下の瓦と横の瓦に乗りかかるように設計されています。

しかしこちらは、ズレができ穴が空いています。地震の影響かもしれません。

これも漏水の原因でした。

 

「雨漏りの原因④」

 

 

外壁と屋根の絡む部分は板金がきちんと入っていましたが、板金と瓦の「納まり」が悪く大きな隙間になっています。

これでは、勢いよく流れてきた雨水は外壁を飛び越えて屋内へと侵入してしまいます。

 

 

「漆喰の劣化」

 

 

上記の写真の白いものは「漆喰」といいます。

漆喰は隙間を埋める役目や、雨水を吸って膨張し水の侵入を防いだりします。

昔は外壁など色々なところに使われていました。

約10年から15年ほどで劣化してしまい、放っておくと写真のようになってしまいます。

この「漆喰」の部分も、瓦屋根を保つには定期的にメンテナンスが必要となる箇所です。

 

「雨どいもぐちゃぐちゃに…」

 

 

瓦が下がってきて、雨どいもぐちゃぐちゃ。

軒先といわれる一番前のラインがガタつき、バラバラになっています。

 

 

●調査の結果~新しい屋根材でのリフォーム~

 

屋根周りを調査した結果、瓦の修復だけでは難しい状況でした。

施主様にこの結果をご報告しご相談をした結果、現状の瓦を撤去して長持ちする屋根材でリフォームすることになりました。

 

「瓦の撤去作業」

 

 

まずは瓦の撤去作業です。

これはかなりの重労働になりますので職人をたくさん集めて行いました。

一枚一枚はがし人力で下ろしていくので腰に負担がかかりますが、

みんなで埃まみれになりながら気合を入れて頑張りました。

 

 

屋根の頂部のことを「棟」と言います。棟をはがしていくとこんな感じです。

ここは動物にとって雨が当たらず暖かい場所なので、たまに蛇がいたりすることもあります。

今回はいなかったので「ホっ」としました(笑)

 

「泥土の撤去作業」

 

瓦の下はこのような泥土が敷かれています。

 

 

次はこの泥土を撤去して掃除をしていきます。

全て撤去するので大変な作業になりますが、

所々弱くなっているところがあるので、踏み外して抜け落ちないように慎重に作業を進めます。

 

「いよいよ屋根の葺き替えです!」

 

 

まず、野地板(下地となる板のことです)をきれいに張り、

防水のためルーフィングという防水シートを敷きます。

 

 

防水シートには丈夫で止水性能が高い「ゴムアスルーフィング」というものを使用します。

 

 

「天窓まわりを綺麗に」

 

 

雨漏りの原因になっていた天窓のまわりは、防水テープも使ってしっかり防水処理をしました。

 

 

もし大雨が降ったとしても天窓まわりからも屋根からも雨が入らないよう、

現場で板金を加工してぴったり合うよう施工しました。

 

「軒先も綺麗に」

 

 

ボロボロになっていた軒先もこのように綺麗な仕上がりに。

 

 

●リフォーム完成!!

 

 

リフォーム前にしっかり調査をし分析することで、どこを改善すべきかが見えてきます。

現場に応じた寸法で屋根の棟や隅に使う「板金役物」と呼ぶ特殊な形の屋根材をを1本1本制作しました。

一見とてもシンプルな仕上がりに見えますが、雨の流れを予測し、留まることなく外に流れ出るように設計されています。

 

 

★同様の依頼をお考えの方へアドバイス★

屋根のリフォームを頼む時は業者選びが大事です!

「家の構造や部材の性質をよく理解しているか」「その機能が発揮できるように、現場に合った板金製作と取り付けができるか」をよく確認して選ぶことをオススメします。

当社では丁寧に現地調査をし、ご要望をお聞きした上でご提案をさせていただいております。

ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

 


 

企画・構成:松永 亨 

文章:AnyMaMa編集部

 

松永 亨 ”あったらいいな”をテーマに、さいたま市で株式会社プラウドという板金工事業を創業しました。 九州は熊本出身で、元は船乗り(漁船ではありません、航海士です)で商社出身の工事業には珍しい経歴です。 建築資材の商社に勤務したことで、建築業界の人と人のつながりの強さと、心意気、そして想いを形にすることの大変さと、協力しあって作ることの楽しさに触れ、工事業を創業しました。 趣味は、座禅とビリヤード、車とドライブです。

 

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