江戸川区*特許取得の断熱塗装を用いた修繕事例

作業・施工内容
今回ご紹介するのは台風被害にあった建物の改修工事についてです。
こちらが修繕完了後の建物です。
創業当時からお付き合いのある不動産会社様からのご依頼でした。
2019年の大型台風被害直後にお問い合わせいただき、
まず吹き飛んだ屋根の応急処置と外壁等の被害調査を実施し、対処方法を検討しました。
*場所/東京都江戸川区
*実施概要/
屋根板金の撤去・交換・断熱塗装
外壁の洗浄・コーキング
*工期/20日
*予算感/約200万円
作業前に足場の架設を実施しますが狭小地の条件であったため
足場職人による事前段取りをして、無事架設を終わらせ、屋根の洗浄に入ります。
120kgf/㎠圧の高圧洗浄機にて、スレート平葺き(コロニアル)を洗浄します。
一般的な屋根のリフォーム業者は板金類をそのままにして洗浄しますが、
それでは棟の板金で隠れた部分が洗浄できません。
そのため当社では一度洗浄前に板金を撤去し、防水テープで養生してから洗浄します。
綺麗に洗浄が終われば下地を施し、屋根の塗装に入ります。
断熱を希望されていたため断熱塗装として、【マサコート】を使用します。
【マサコート】は、当社が特許を取得した塗料です。
【遮熱塗料】という塗料もありますが、遮熱効果に限度があり、
熱を遮る機能と性能に関しては【断熱】を行う当社の【マサコート】がより優秀です。
※【マサコート】の詳細は、当社のホームページをご覧ください。
今回はブラウンで塗装をしました。断熱性能を高めるため濃い発色にはせず、写真の様に独特の風あいになります。
次は、事前調査で見つかった外壁タイル目地の「シーリング劣化」の修繕です。
シーリングの打ち替えをしないと、漏水の原因となります。
漏水した場合、窓周りなど開口部での被害が非常に多くなってしまいます。
一般的に長持ちすると言われるタイル外壁でも、タイルの裏側に水が回ってしまうと壁から剥がれ落ちてしまったり、劣化を防ぐことができないためしっかりとした修繕が必要です。
今回の建物は新築時にタイルの目地を、モルタルで埋めるように施工されていました。
モルタルは金属やガラスとは密着しないため、新築時にはピッタリとくっついていたものが徐々に剥がれてしまい隙間が発生している状態でした。
また目地の部分は一部がすでに裏まで水が回っていて、タイルが剥離しかけている部分もありました。
このような場所を、全てチェックし今後漏水しないようにシーリングして防水していきます。
目地は下地の収縮などで動きがあった場合の緩衝材となる役割もある重要な施工です。
十分な量と圧力をかけて、シーリングに不足の無いよう注意しながら慎重に進めます。
そして、こちらが完成した建物です。
◆◇◆同様の施工をご検討の方へ!◆◇◆
屋根の塗装は、簡単なように見えますが施工の順序と注意点があります。
その順序と注意点を、きちんと行ってくれる施工業者かどうかをまず確認してください。
施主様が確認するのは難しいことかもしれませんが、できる範囲で納得できる確認をされることをお勧めします。
企画・構成:松永 亨
文章:AnyMaMa編集部(https://anymama.jp/)
松永 亨
”あったらいいな”をテーマに、さいたま市で株式会社プラウドという板金工事業を創業しました。
九州は熊本出身で、元は船乗り(漁船ではありません、航海士です)で商社出身の工事業には珍しい経歴です。
建築資材の商社に勤務したことで、建築業界の人と人のつながりの強さと、心意気、
そして想いを形にすることの大変さと、協力しあって作ることの楽しさに触れ、工事業を創業しました。
趣味は、座禅とビリヤード、車とドライブです。